「SEO対策にSNSは必要ですか?」
YouTube動画でブログについて学んでいると、こういった質問がされているのをよく目にします。小生のブログメンターであるYouTubeチャンネル「ウェブ職TV/なかじ」の中でも幾度となく、その質問に対するなかじさんの熱い解説がありました。結論はシンプルであり、
「両方とも必要である」
本記事では「どうして両方とも必要なのか?」の点に関して、Youtube動画等からの学びのOUTPUTとして整理した内容を共有します。
見落としがち⁈ SEOとSNSの共通点とは
「SEO」とは Search Engine Optimization の略であり、日本語では「検索エンジン最適化」と訳されます。広義ではどこまで含むかはさておき、これから話すSEOは「Google検索をした時に、どんなキーワードが入力されると検索結果上位に表示されるのか?(検索順位)についてあれこれ考えて対策をすること」とします。
一方で「SNS」とは、Social Networking Service の略であり、「(オンライン上で)社会的ネットワークを構築可能にするサービス」のことです。代表的なものとして、Twitter(ツイッター)やInstagram(インスタグラム,インスタ,IG,インスタ映えのインスタ)がありあます。
「SEO(Google)」と「SNS(Twitter)」は、いずれもオンライン上にある「情報取得の入口」です。
また、冒頭の質問において「SEO」と言っている人の真の目的は「検索順位を上げること」ではなく「個人のWEBサイトに訪問者を増やすこと」です。もう少し掘り下げるなら「個人のWEBサイトへの訪問者を増やし、そこで提供するモノやサービスの購買につなげ、お金を稼ぐこと」と言えるかも知れません。
「個人のWEBサイトに訪問者を増やす」ことが目的であるとしたら、その入り口はSEOでもSNSでもよく、それぞれ独立してある入口なのだから、冒頭の質問に対する答えは「両方とも必要である」に行き着くと考えます。
個人WEBサイトに訪問者を増やすアプローチ
個人のWEBサイトもオンライン上の一つの「情報」です。オンライン上には、100兆をこえるWEBサイトがあるとも言われる中、基本的には2つの入口、「SEO(Google)」と「SNS(Twitter)」、から個人のWEBサイトに辿り着くまでの「道」を築くことが大切です。


上記の2つの図は、WEBサイトに訪問者を増やすアプローチを「フローベース」でまとめたもの(上図)と、「条件ベース」でまとめたもの(下図)となります。
はじめの関門は「発見」につながることです。
それぞれの入口おける「発見」に辿り着くための課題はそれぞれ異なります。シンプルに考えると、
- SEO(Google)では、いわゆるSEOの検索アルゴリズム
- SNS(Twitter)では、そのユーザーが接する時間やインパクト及び頻度
と言えます。Google(SEO)に関しては、後でふれるとして、SNS(Twitter/Instagram)について少し補足します。
SNS(Twitter)の入口に立つ人は、Google(SEO)と異なり、「△△△」を知りたい、解決したい、といった具体的な目的はなく、何となく隙間時間に、ふらふらっと入ってきて、フォローしている人から、次から次へと更新される多くの情報(フィード/シェア)をパラパラ(スクロールしながら)っと見ていきます。
目に留まった情報があっても、8秒(ヒトが集中できる時間、2020年。ひと昔前は15秒であり、いわゆるCMの長さである)でピンとくるものがなかったら、その情報は見過ごされることになります。無事「発見」に至る確率を高めるためには、ごく短時間の中でどれだけ訪問者にインパクトが残せるか?がキーポイントとなります。
その情報(メッセージ)には、インパクト(気になる)があること、かつシンプル(わかりやすい)であること、更には頻度(目にする機会、回数)が多いこと、といった要素が必要となります。
「発見」の次にくる関門が「共感」である。
この「共感」に影響してくるのはコンテンツによります。意識、無意識に関わらず、
- 訪問者に内在する悩みや問題解決につながるか?
- 自分の知らない(知り得ない)新しい知識により学べるか?
- 自分の価値観や考え方と合うか?
- 自分の経験や体験と共通するものがあるか?
等がそのコンテンツが「共感」につながるポイントです。
ひとたび「共感」が得られ、それが、いつ訪問しても同じであると感じられることで「安心」や「信頼」が得られ「ファン(リピーター)」となります。「ファン(リピーター)」は、自らが被リンク、ブックマーク、フォローといった形を通して繰り返し訪問してくれるかもしれません。
また、そのフォローワーに良き「情報」としてシェアされ、拡散してもらえることが期待できます。これは「SNS(Twitter)」の入口において、目にする頻度をあげるのに大きく寄与し「発見」につながることをサポートしてくれます。更には「ファン(リピーター)」の訪問頻度や待機時間が長くなることが、顧客満足が高いと捉えられ、SEOにもよい影響が期待できるかもしれません。
この様に、「発見」から始まり、「共感」「ファン(リピーター)」へ発展し、繰り返し往来してもらえることで「道」は築かれていきます。「SEO(Google)」と「SNS(Twitter/Instagram)」の2つの入口からなる仕組みを作ることによって、相乗効果を生み、絶えず訪問者が通ることによって、ペンペングサも生えることない、確固たる道となっていくことが期待できます。
SEOへの固執は初心者の得策にあらず
先にSEOを「Google検索をした時にどんなキーワードを入力されると検索結果上位に表示されるのか(検索順位)、についてあれこれ考えて対策をすること」としました。“あれこれ考える”のは、それは検索エンジンのアルゴリズムは、基本的にGoogleから公開されていないからです。
よって、その世界を知らない何の勘所もない初心者が、記事を書き始めるにあたりSEOに最適な「キーワード」を設計する、といったことは至難の業です。また以下の2点から、初心者にとってSEO対策は難しいものとなっています。
- GoogleはSEOのアルゴリズムが定期的に変更:短ければ3ヶ月に1回程度と言われており、これにより検索順位は大きく変動する
- 近年は大きな企業が参入:その資本力(ヒト/金/情報)から、ひと昔前のSEO対策ベースでは個人ではかなわない状況になってきたという
では初心者はどうすればよいのか?
検索順位チェックツール(GRC)を用いたSEO対策
ブログメンターであるYouTubeチャンネル「ウェブ職TV/なかじ」が推奨する以下の方法がよいと考えます。
- 検索順位チェックツールを活用した検索順位の改善活動

ざっくりとして手順としては、
- タイトルには「キーワード」を入れるが、本文はあまりキーワードを気にせず記事を書く。
- 20~30記事くらいを目標とする。
- 書いた記事に関しては、検索順位チェックツールに、タイトルに含まれるキーワード含む4~6語のキーワードで登録する
- 日々、検索順位をチェック(モニタリングによる傾向把握)する
- 20~30記事における検索順位のデータ(各記事、公開後からの期間日数分)が蓄積される
- このデータを用いて、検索順位が良いものと悪いものに分け、その理由を考察する。
- 良いモノは、その良い要因が更に活かされる施策、悪いモノは、その悪い要因が排除される様な施策を考え、計画を立て、実行にうつす。
この展開のイメージをPDCAならぬ、G-CAPDの図でシンプルに表現するとこの様になります。

G-CAPDに関しては、興味ある方は、下記のYouTubeを参照下さい
【参考動画】【問題解決アプローチ】PDCAをまわすコツ、それが『G-CAPD』 -スキルアップ-
この方法によるメリットとして
- 結果として現れる検索順位からのアプローチであるため、アルゴリズム自体、またその変更のタイミングや内容を意識しなくとも、結果として順位の変動に対して柔軟な対応が図れる動きとなる。
- また、日々こまめにモニタリングと改善を続けていくことで、企業より小回りの利く動きにつながり、大手企業の古いSEO対策で取りこぼす様なキーワードを押さえ、活用できることが期待できる。
まとめ(「Google(SEO)」と「SNS」を両輪で活用する)
個人のWEBサイトに訪問者を増やすためのアプローチに関して説明してきました。結論としては「Google(SEO)」と「SNS(Twitter/Instagram)」をともに活用し、組み合わせることで相乗効果を生む仕組みを構築するべきです。
Google(SEO)に関しては、検索順位チェックツールを活用しモニタリングしながら、その結果に応じた改善を継続するのがよいと考えます。
改善を継続するためにはPDCAならぬG-PDCAの様なサイクルをイメージし起動に載せることをお勧めします。
SNSに関しては、先ずアカウントを作成し、フォロワーをコツコツと増やしていくことが初めのステップです。SNSはWEBサイトに訪問者を増やすことに留まらず、これからの「個の時代」で必要不可欠なツールとなるため、すぐに行動にうつすきです。
価値感の合う仲間でできたコミュニティをつくることが重要です。
今回共有した「個人のWEBサイトに訪問者を増やすためのアプローチ」において、仕組みを構成する各要素の補足説明や、学びや行動から加筆修正すべき点があれば柔軟に更新していく所存です。多くの人に少しでも役に立つ情報となれば幸いです。
以上
最後までご覧頂きありがとうございます
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